蓄電池の基礎知識

ハイブリット型蓄電池と単機能型蓄電池の比較。おすすめはハイブリット

蓄電池の種類は沢山ありますが、どれを選んだらいいのか分からない。違いってあるのか?

などの質問を良く聞かれます。

蓄電池は多く分けて2つのシステムに分類することができます。

また、使い方によってはさらに2つの分類がされ、4つのタイプに分かれるという事です。

この記事では大きく2つに分けれる蓄電システムについて解説していきたいと思います

蓄電池の種類はハイブリットタイプと単機タイプの2種類に分かれます

蓄電池の種類はまず2つに分類されます。

ハイブリットタイプ

単機タイプ

それぞれのタイプにメリット・デメリットがあります。どちらのタイプを選ぶのかは、家の生活スタイルや生活環境に左右される事も多いので、この記事を読んで頂いて参考になれば幸いです。

買って後悔しないように、抑えておくべきポイントをご紹介していきます。

私は圧倒的にハイブリット型をオススメしています。

ハイブリットと単機の違いを詳しく教えます。

ハイブリットタイプ蓄電池

ハイブリッド型蓄電池はソーラーパネルから蓄電池に効率良く電気を溜める事ができます。

その分蓄電池の容量は単機能型より少ない傾向にあります。

「もし、停電が起こった場合それで大丈夫なのか?」と思いますが、ソーラーパネルから充電しつつ自宅で電気を消費するようなイメージという事と、

ハイブリット型は「特定負荷タイプ」といって停電時に使える家電をあらかじめ設定しておく機種が多いのでその分、消費電力を抑える事が可能です。

雨天の場合は発電力が落ちるため、電力不足になるケースもあります。

卒FITの方がハイブリット型にする場合は、既存のソーラーパネルと同じメーカーの中から選ばなければいけない可能性が高いです。

万が一の事が起こった場合、メーカーを統一していないと保証対象外などで費用の負担を迫れれる事がありますので、気を付けなければなりません。

既存のパワコン(パワーコンディショナー)では蓄電池への接続機能がない可能性が高いため、ハイブリット型用のパワコンに交換する必要があります。

単機能型蓄電池

単機能型の蓄電池は

導入価格は、メーカーなど様々な要素によるので一概には比較できませんが、kWhあたりの単価は、ハイブリッド型より単機能型の方が安い傾向です。

太陽光発電との連携を考えていない方や、太陽光発電は設置できない方で、災害対策として蓄電池が欲しい方には、単機能型蓄電池は良いシステムです。
太陽光発電を使わずとも、安価な深夜電力を単純に蓄電池に溜めておき、日中や夜間に使用することができますので、節約にもつながります。

大容量・高出力のシステムが多いので、停電時には活躍

主流が10kWh前後~となっており1日で使う電気の約3分の2~半分をまかなえてしまいます。
また、全負荷型と呼ばれる家全体の電気をバックアップできるので、特定負荷型のように「家の特定の箇所しか電気が使えない」ということがなく、普段とあまり変わらない生活ができます。

ただ、それが故に注意が必要で、使い過ぎてしまうことも多いので、停電の状況をみて電気の使用量を抑えることが、賢く使うポイントです。

太陽光発電のメーカーと合わせる必要がない

単機能型蓄電池は、太陽光発電とは完全な別システムとなりますので、同じメーカーにする必要はありませんので、自分の好きな機種を選ぶことができます。

エコキュート・エアコンなど200V出力の大出力機器が使える

単機能型蓄電池には200V出力に対応した製品も多く、エコキュートや200Vタイプのエアコン、IH器具などの家庭家電も使用する事が可能な機種が多いです。

全負荷タイプと特定負荷タイプとは

蓄電池の使用についてこれもまた2種類に分類されます。

全負荷タイプ

特定負荷タイプ

全負荷対応タイプは停電時に家庭内の全ての家電製品やコンセントに電気を供給できます。エアコンや冷蔵庫・IH調理器などの家電も使えて、万が一停電が起こったとしても、いつもと変わらない暮らしを送れます。蓄電池の容量によって使用できる時間は限られます。


特定負荷タイプは、あらかじめ家の中でどの家電を使うか決めておいて、いざ停電になった時に設定しておいた家電製品や、コンセントに電気を供給します。

生活に最低限必要な家電を設定しておくことで、長時間の停電でも対応できるようになります。

例えば、テレビは見れなくてもいいから、冷蔵庫とエアコンだけは使えるようにしておきたい!などの対策をするという事です。

去年、私が住んでる地域に台風が直撃して大規模な停電がありました。私の家は1日で復旧しましたが、隣の市では3日程度停電していたようです。そのぐらいの日数は可能性としてありえると考えておくといいかもしれません。

特に、夏場の停電は熱中症に気をつけねばならないほど暑いですので、エアコンは付けれらるようにした方が良いかと思いますが、消費電力を抑えるためにリビングではなく寝室などの小さい部屋にするのがいいと思います。

結局、どの蓄電池を選べばいいの?

機能で一番いいのはハイブリットタイプです。

ハイブリットタイプは効率よく蓄電できますが、特定負荷タイプの機種が多いようです。

また、蓄電池の容量もそこまで大きくありません。

反対に、単機能タイプは蓄電容量も多いため、全負荷タイプの機種が多い傾向にあるようです。その分長い停電時間には対応できない場合もあります。

ハイブリットタイプにするのか、単機能タイプにするのかはあなたの家の家族構成や家に在宅時間によっても変わってきますので、蓄電池の機種選びは重要になってきます。

それでも、私がハイブリットタイプをオススメするのは普段使いしやすいのがハイブリットタイプになると思うからです。

自分の家に合う蓄電池とは?

自分の生活スタイルに合わせて蓄電池を選ぶといっても実際にどの蓄電池を選べばいいのか分かりませんよね。

私がオススメする蓄電池システムをまとめてみたのでこちらを参考にしてみてください。

【2024年】住宅用蓄電池のおススメメーカーはどこ?

蓄電池の購入を考えていて、折角買うんだから変なものを買いたくないと思うのは当たり前です。 どうせ買うなら、いいもの買いたいですよね。 おすすめの蓄電池を今回は紹介したいと思います 目次1 【2024年 ...

続きを見る

また、蓄電池の一括見積をして業者さんからもアドバイスもらえるのもオススメです。

売れ筋が安かったりするので一度聞いてみてください。

-蓄電池の基礎知識