家庭用の蓄電池の訪問販売で押しに負けて契約してしまった方の話を良く聞きます。
実際話をよく聞いてみると値段はかなり高額だったり、あまりいい話は聞きません。
高価な蓄電池を買って「これで良かったのか・・・」「ほかにもっと安い方法があったののではないか・・・」
むしろ、1回工事をキャンセルしたい!でも、クーリングオフできるのかな?という不安にお答えします。
私は建築業界で13年、工務店さんに材料を販売している会社で営業マンをしているヤマと申します。直接はエンドユーザー様(あなた)と話す機会は少ないのですが、工務店さんの思惑や裏側を少しお話出来たらいいなと思います。
クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。
※2022年6月1日より、書面によるほか、電磁的記録でもクーリング・オフの通知を行うことが可能になりました。電子メールのほか、USBメモリ等の記録媒体や事業者が自社のウェブサイトに設けるクーリング・オフ専用フォーム等により通知を行う場合が挙げられます。FAXを用いたクーリング・オフも可能です。
目次
家庭用蓄電池の訪問販売はクーリングオフできます
家庭用蓄電池はクーリングオフできます。
国民生活センター(こちら)によると、「業者が消費者の家などを訪れて商品の販売をする」いわゆる「訪問販売」もクーリングオフの対象となっております。
ただし、クーリングオフには期限があります。
クーリングオフできる期間の考え方
訪問販売のクーリングオフは8日間以内とされています。8日とは、申込書面または契約書面のいずれか早いほうを受け取った日から起算します。
しかし、書面の記載内容に不備があるときは、所定の期間を過ぎていてもクーリング・オフできる場合があります。
クーリングオフの方法
クーリング・オフの方法はどうやってやればいいのか。
電話でクーリングオフすることを伝えると高圧的に断られる「クーリングオフ妨害」があります。
電話で伝えるのは証拠も残らないので、実はいい方法とは言えません。
一番いいクーリングオフの方法は、とても簡単でわざわざ相手と電話で話す必要もないんです。
約書を受け取ってから基本的に8日以内(連鎖販売取引の場合は20日間)にハガキ等に書いて通知するだけです。
ハガキは両面をコピーして保存し、簡易書留等にして証拠を残します。クレジット契約をしている場合は、クレジット会社にも同じようにハガキを出します。
クーリング・オフの詳細や不明な点は最寄りの消費生活センターに相談しましょう。
クーリングオフ妨害とは?クーリングオフ妨害の例
消費者が書面でクーリング・オフを通知しても、業者側が「できない」など様々な理由をつけてクーリング・オフを拒否してくることがあります。
これが「クーリング・オフ妨害」と呼ばれる行為です。クーリング・オフ妨害が行われた場合でも実際はクーリングオフが可能で業者からの妨害は無効です。また、クーリングオフ妨害を受けた場合はクーリング・オフ期間が8日間延長されます。
他にも下記のようなクーリングオフの妨害被害があります。
契約書に「クーリングオフはできない」と書いてある
たまに契約書に「クーリングオフは不可能」と書いてある場合がありますが、実際は法律でクーリング・オフの対象の取引形態・業種となっていれば、その契約内容は無効になります。
また、「クーリング・オフ期間は5日間」など本来の期間より短くしている場合も無効です。
「直接会って話をしましょう」と言われた
クーリングオフの意思表示をしても「一度、直接会ってお話しましょう」と言って会ってみると、こちらは一人で業者は2人でくる事もあります。
そして、クーリングオフをしないように説得されるケースがよくあります。
さらにひどい場合は新たな契約を結ばれたなんて話も聞いたことがあります。
一人で会う事は極力避けて、なるべくなら会う事は避けましょう。
クーリングオフすると違約金が発生しますと言われた。
蓄電池の契約後、クーリングオフすると「高額な違約金がが発生します」と言われたこともあるようです。
そうやってプレッシャーをかけてきて、クーリングオフを妨害されたとう話も聞いたことがあります。
しかし、クーリングオフすることで、違約金が発生したり賠償金が発生することはありません。
クーリングオフは法律で認められた、私たち消費者の権利です。クーリングオフができる取引の対象になっているものであれば、「クーリングオフできません」と言われてもそのまま信じてはいけません。
クーリングオフの期間を過ぎればクーリングオフはできないので注意してください。
良い業者と言い取引をするには
クーリングオフを考えるような業者との取引はとてもいい取引とは言えないですよね?
その為には、しっかりとした業者選びが大切です。
しっかりとした業者を選ぶには1社ではなく複数の業者と話をしてみることが良いと思います。
しかし、何社とも話すのは大変だと思います。
そこで、一括見積をして業者を選定していくことが大切です。
一括見積に登録している業者は厳しい審査をうけているので、変な業者ではありませんのでご安心ください。